日本土壌微生物学会基金による研究助成
募集要項
1)趣旨・目的
日本土壌微生物学会は、学会の学術活動を発展させること、意欲的に土壌微生物学研究に取り組む若手の人材を育成することを目的として、土壌微生物学会基金を設立しました。この基金による事業助成を行いますので、趣旨をご理解いただき、会員の皆様から多数の応募をお待ちしています。
2)助成する事業の種類と応募資格
(A)若手の会員が行う研究活動への助成
40歳以下(応募年度の4月1日時点)の学会正会員
(B)会員が主導する教育・普及に係る社会連携活動への助成
学会の正会員および名誉会員
(C)その他、目的の達成に必要な事業への助成
学会の正会員および名誉会員
3)事業期間
原則として翌年度に実施されるもの
4)助成金額
(A)、(B)、(C)の総額で50万円程度を上限
5)応募方法
「
土壌微生物学会基金による事業助成申請書」を作成し、電子ファイルを「学会事務局」のメールアドレス宛に添付してお送りください。電子ファイルによる申請が出来ない場合は郵送でも受理します。学会事務局宛てにご郵送ください。
6)募集期間
毎年11月1日~年11月30日(募集締切:11月30日 必着)
7)選考と結果の発表
土壌微生物学会基金による事業助成申請書に基づき学会事務局が指名する複数の専門家の審査によって行い,評議員会の承認を得て決定する。翌年1月上旬以降、採択者にメールまたは郵送にて通知します。また学会HPにて採択者を発表します。なお、応募申請に含まれる個人情報については学会事務局で責任をもって管理し、選考以外の目的に使用することはありません。
8)助成金の使途と成果の報告
採択者は本助成金を適正に管理し、助成期間内で支出することする。なお、本助成金の使用明細については別途送付する収支報告書および使用明細書を作成し事業年度末日までに学会事務局に提出する。
(A)の成果報告は、助成期間中もしくは期間終了後1年以内に、学会の年次大会における口頭あるいはポスター発表、もしくは学会誌「土と微生物」への投稿により行う。また(B)および(C)の成果は学会誌「土と微生物」にて報告する。なお、成果公表の際は、本助成を受けたことを明記すること。
9)留意事項
・採否理由について、問い合わせには応じません。
・提出された各種書類は返却いたしません。
・申請内容については、やむを得ない場合を除いて改変を認めません。
助成実績
2024年度
「アンモニア酸化細菌・古細菌の相互関係およびメタゲノム中mRNA発現の解明」
北村里香(宇都宮大学 農学部)
「土壌教育教材の作成〜土壌団粒の模型作成トライアル〜」
龍田典子(佐賀大学 総合分析実験センター)
2023年度
「高校生のゲノム解析講座にむけた合成有機化合物分解菌の遺伝学的解析」
廣怜奈(静岡大学 大学院 総合科学技術研究科 農学専攻)
2022年度
「三宅島2000年巨大噴火火山灰堆積物における微生物性の経時的変化」
宇賀神温(茨城大学 大学院 農学研究科)
2021年度
「トウモロコシ生産に寄与する土壌微生物叢の強化に向けた作付体系の選定・開発」
肥後昌男(日本大学 生物資源科学部)
2020年度
「土壌伝染性糸状菌フザリウムのアクセサリー染色体が担う病原性発揮機構の実証」
小寺俊丞(東京農工大 学連合農学研究科)